
「Noと言いたいのにNoと言えない」
「つい言い過ぎてしまって後悔することが多い」
「コミュニケーションが苦手で人付き合いがうまくいかない」
こういったことはありませんか??
これらを解決する有効な方法の1つにアサーションがあります。
アサーションとは自分も相手も大切にしながら、自分の意見、考え、
気持ちを率直に、正直に、その場にふさわしく表現することです。
詳しい説明の前にまず、「コミュニケーション・チェック」を受けてみましょう。
あなたの自己表現の大まかな傾向を知ることができます。


自己表現には大きく分けて3つのタイプがあります。
下の設問をみてあなたならどう対応しますか。①~③の中から選んでください。
Q.電車の切符を買うため、列に並んでいたところ、自分の前に横から他の人が割り込んできました。
この時あなたはどう対応しますか?
- ① 内心ムッとしたが、相手には何も言わない。
- ② 怒りを感じて、相手が割り込んだことに対して怒鳴り、列からどかせようとする。
- ③ 自分が先に並んでいたことを相手に伝えた後、丁寧にしかしはっきりと後ろに並んでほしいことを頼む。
以上、①~③が3つのタイプの例です。
①のように自分の気持ちや考えを表現しなかったり、曖昧にした言い方を非主張的(ノン・アサーティブ)な表現といいます。
②は自分の考えや意見ははっきり言いますが、自分の言い分を相手に押し付ける言動で、このような表現を攻撃的(アグレッシブ)な表現といいます。またこのような表現は相手の言い分を軽視(又は無視)することにもなります。
それに対して③は、
自分の意見を率直に正直に言う表現で、このような表現をアサーティブな表現と言います。
そこには相手の異なる意見もあること、葛藤が生じることも覚悟していて、歩み寄れるならそうしようという気持ちも持ち合わせています。

3つのタイプを知ることは日頃のコミュニケーションを振りかえる上で役に立ちます。
日頃のコミュニケーションを思い出して、どのタイプの自己表現が多いと感じましたか。
もっと詳しく知りたい方は
改訂版アサーション・トレーニング(平木典子著)をご覧ください。
またアサーションを身につけるために体験的に学習したい方はアサーション<自己表現>トレーニングにご参加いただくことをお勧めします。

アサーション・トレーニングとは、
自分も相手も大切にした自己表現をするにはどうしたらよいかを考え、身につけていくトレーニングです。
アサーションの考えを知り、実際に体験することで、他者との違いを受け入れてありのままの自分を大切に感じることができるでしょう。
またアサーティブな自己表現を理解することは「日頃の人付き合いを楽にしたい」、「もっと豊かな人間関係を結べるようになりたい」という思いにこたえる鍵となるでしょう。
トレーニングには理論を学ぶ基礎‐理論コース、実践練習をする基礎‐実習コース、トレーナー養成コースがございます。
各コースの紹介は以下をご覧ください。

日本・精神技術研究所(以下:日精研)はアサーション<自己表現>トレーニングを1982年から開催しており、これまで4000人以上の方々がトレーニングに参加されました。
プログラムの開発者は、日本におけるアサーションの第一人者である平木典子先生です。
(開発当時のエピソードは
インタビューの記事をご覧下さい)
日精研が大事にしていること
いまやアサーションの講座や研修は多くみられるようになりましたが、日精研は以下のことを大事にしながらアサーションをお伝えしています。
アサーションを深く理解するために
日精研では基礎コースとしてアサーションの理論を学ぶ理論コース、実践練習ができる実習コースをそれぞれ2日間ずつご用意しています。日数だけをみると大変そうに見えますが、表面上の理解で終わることなく、深い理解をしていただくために必要な時間と考えています。
また参加される方に「わかりやすく丁寧に」、「ご自身のアサーションを実感していただけるよう」お伝えすることを大事にしています。
コースの進め方は講師の話を聞くだけでなく、実際にグループでの話し合いや、ロールプレイ(役割演技)などの体験学習を重視したプログラムなので頭だけでなく身体で理解することができます。
経験豊かな講師陣
体験学習ではこころの敏感な部分に触れるようなやり取りが行なわれるため、日精研では臨床心理士の資格、またはカウンセリング経験5年以上を講師(トレーナー)の必要条件としています。
さらに普段から大学や病院、企業などで研修やトレーニングを行っており、その豊かな経験をベースに安全な環境での学びをご提供いたします。
やり方や考え方は一人一人違ってよい
多くの講座や研修では、ただ1つの正解や方法(How to)を身に付けることが重視されていますが、日精研のアサーションは逆のこと、すなわち一人一人に自分なりのアサーションがあり、それを実感していただくことを目指しています。
一人一人の考え方や感じ方は違ってよいこと、違いは間違いではないことを大事にしています。
アサーションは相手を操作したり、コントロールするものではない
アサーションは相手を操作したり、YESを言わせるための方法ではありません。
相手と対等な目線で、自分の気持ちを率直に正直に表現することがアサーションであり、より良い人間関係をつくる第一歩であると考えています。